CLANNAD第14話 「Theory of Everything」レビュー
CLANNAD第十四話のキャプ感想です。
ついに、ことみ編の最終話。
朋也の、そして、渚、杏や椋の頑張りは、報われるのか。
そして、黒服の紳士は、一体、ことみに何を伝えたかったのか・・・
続きからどうぞ。
CLANNAD 第14話
「Theory of Everything」 感想
日付的に、大分遅れてしまったので、今回は諦めようかとも思ったんですが、
頑張って仕上げました (^_^;)
読んで下さい。
朋也の、そして、渚や杏、椋の努力の甲斐あって、
一ノ瀬家の庭は、かつての様相を取り戻しました。
朋也と、ことみが、かつて共に過ごした時と同じ姿で。
庭は、元通りになりました。
あと、足りないのは、ことみ本人だけです。
「一昨日は、兎を見たの。
昨日は、鹿。 今日は、あなた。」
その台詞は、幼い頃、2人が一緒に、何度も何度も読み返した本の一節。
一緒に過ごした日々の、ほんの一部。
ことみが朋也に託した本は、2人が、過去に一緒に何度も読んだ本でした。
そして、2人が図書室で一緒に過ごしている時に、ことみが呟いた謎の台詞は、その一節。
トラウマによって、家にこもってしまったことみは、
ずっとずっと、待っていたのでした。
あの日に、やって来てくれるはずだった、1人の男の子を。
そして、朋也の目が覚めた時・・・。
目の前には、ことみがいました。
まるで、夢の続きのように。
あの、お誕生日会の日から、ことみだけが切り抜かれたかのように。
「ずっと、待っていたの・・・。」
ことみは、お誕生日会に来れなかったどころか、
その後、ことみを忘れてさえしまった朋也のことを、ずっとずっと、
待っていてくれました。
だから、朋也は、一番言いたかった言葉を言います。
本当は、自分が誕生日会をすっぽかしてしまった「あの日」に、
ことみに伝えたかった、その言葉を。
「迎えに来た・・・!!
みんな、お前を待ってるんだぞ・・・!!!」
自分が来れなかったあの誕生日をやり直すように、
朋也は、渚や杏や椋、沢山の「友達」を、ことみに用意して、今度こそ、
遅れずに、ことみの前に現れました。
朋也と、そして、沢山の人達の助けを借りて、
再びことみは、あの日の庭に、
外の世界へ、足を踏み出す事が出来ました。
後見人が、会いたがっていると、担任からつたえられることみ。
ここでも、仲間に背を押されて、演劇部の部室で会うことを決意します。
黒服の紳士は、1つのカバンを手にしていました。
それは、ことみのお父さんのカバン。
中には、何が入っているのか・・・・・。
中に入っていたのは、
プレゼントのクマと、両親からの手紙でした。
そして、ことみが、論文の控えだと思い込んでいた、
燃えてしまった書類の正体も明らかにされます。
それは、ことみのぬいぐるみのカタログだったのでした。
でも、このカバンの中には、お父さんとお母さんの論文が入っていたはず。
そう言い募ることみに、黒服の紳士は、真実を伝えます。
一ノ瀬夫妻は、自分達が危機にさらされていると知った時に、
自分達の荷物も、生涯を費やした論文も、
全てカバンからほっぽりだして、娘への贈り物を詰め込み、
自分達に残された短い時間を使って、大慌てで娘への手紙を書いた。
一ノ瀬夫妻は、最後の最期まで、ことみのことを、
何よりも、どんなものよりも、大切に考えていたのです。
「お父さん、お母さん、お帰りなさい・・・!!」
お父さんと、お母さんの、自分を深く深く想ってくれていた気持ちを、
しっかりと受け取ったことみ。
一ノ瀬夫妻の想いも、世界中を巡って、ようやく娘の元に届きました。
そのクマは、世界中を旅して来ました。
人から人の手に渡って、中には、カバンやクマの手入れをしてくれた人までいました。
もう、「世界」は、ことみにとって「怖いお外」ではありません。
自分のために、手を貸してくれる人が、沢山存在するところ。
だって、「外の世界の人」が欠けていたら、ことみのクマさんは、ここまで届くことは、なかったのですから。
それは、後に出て来る、ヴァイオリンにも言えることでしょう。
楽器屋のおじさんの協力なしにしては、あのヴァイオリンは、ことみの元には届かなかった。
その後。
ことみの家に、みんなが集まりました。
あのヴァイオリンが、直って返ってきたからです。
ことみの手には、みんなからもらった引換券。
いつもの4人だけでなく、沢山の人が、ことみのために集まってくれるようです。
少し前までは、外を怖がって、人と接しさえしようとしなかった、
あのことみは、もうどこにもいません。
「大丈夫なの。 私のお庭は、広いから。」
幼い頃、朋也とことみの2人しかいなかった「ことみの庭」は、
そのままことみの世界でした。
もう少しすれば、春原や有紀寧、そして沢山の人たちが、
この庭を訪れるでしょう。
それは、そのまま、ことみの世界。
あの頃より、ずっとずっと広がった、ことみの生きる世界―――。
◎ことみ編まとめ
注)原作CLANNADの、ことみルートネタバレを含みます
全体を通して、良い出来だったと思います。
どうしても朋也対ことみの描写が少なくなってしまう所は、
原作と違ってことみと恋愛関係になれないから仕方がない (^_^;)
本当は、「迎えに来たぞ、ことみ」の後に、
ことみが「こんな事をしても意味がない、過去は元に戻らないし、私も海に沈んでしまえば良かった」と泣き崩れ、
朋也が、「そんなことを言うな!!!」とことみを抱きしめて、
初めて正式に「告白」するシーンがあるんですよね。
ことみが気に入っていて、アニメの展開では物足りんわ!!!
・・・という人がいましたら、是非原作もやってみて下さいwww
2008年2月29日に、フルヴォイス版(PC用)も、発売されますしね。
やっぱり、前半のギャグ要素なんかも面白かったなぁ。
ことみと渚の、意味の分からない(2人だけ通じ合ってる)自己紹介とか。
能登麻美子さんの声は、初めて聞いた時は、合ってないと感じたけれど、
最後までみてみたら、もの凄いハマリ役でした。
ことみ編最終話は、見れば見るほど、面白かった気がします。
気に入ったシーンは、「レビューを書くため」と称して、10回くらい見てしまったような (^_^;)
やはり、CLANNADは、家族のつながりにも、比重が大きく置かれていますね。
風子編でも、それは同じでした。
これからの展開も、楽しみです。
次回は、演劇部設立が、少し前進するか・・・??
そして、夏服!! 夏服!!! (マテ
色々な意味で、期待したいと思います (*^^)v
プロフィール
Author:Kizuna
ブログタイトル
前へ、前へと手を伸ばす!!
職業:学生
趣味:アニメ鑑賞、アニソンを聞いたり、ライトノベルを読んだり・・・etc
自分の趣味生活などについて書いていきたいと思います (*^^)v
よろしくお願いします!!